私は、父が亡くなり気付いたことが色々あったのですが、その中のひとつが「泣けない自分」でした。
外出自粛期間で、家族も自分もステイホームの中では、一人の時間や空間がありませんでしたし、突然の出来事に、ちゃんと向き合えなかったというのもありますが…。
そもそも大人が、泣いたり怒ったりなどの感情を表に出すことって、なんだか、難しいですよね。
これは、日本人の特徴でもあるかもしれません。辛くても我慢しちゃうのが日本人です。
それって、周りの誰かに対しての気づかいからくるものなので、自分本意ではない、そんな生き方をカッコいいと私自身も思っています。
けど、やっぱり、泣きたい時は泣いた方が良いです。
なぜなら、自分の感情を偽るのは「自分を大事にすること」に反しているからです。
私がよく思う「世界平和を願うなら、まずは自分を大事にしてみよう」からはずれてしまうんです…。
深く考えてみたら、
泣く自分も、
怒る自分も、
大事な自分。
ネガティブな感情を持つ自分も
愛おしい大事な存在なんですよね。
笑ったり喜んだりの自分だけじゃなくて、
悲しかったり辛かったりの自分も含めた
全部の自分をまるごと認めてこそ、
本当に自分を愛することなんだなぁって
この歳にして、初めて気付きました。
この答えを出すに至ったのは、
Instagramで繋がるみなさんの素敵なお写真や言葉にふと、泣ける瞬間があったこと。
安室奈美恵さんの「think of me」を聴いて、大号泣した自分が居たこと。
「泣く時は泣く、自然なこと。波に従う。」と言ってくれた大事な存在が居てくれたこと。
誰かが誰かを喜ばせたい
誰かが誰かを思いやりたい
誰かが誰かを導きたい
こういった方々の愛情に、またしても救われた私なのでした。
みなさんの心の奥から溢れていらっしゃる愛情に、私は心から感謝しております。
そして、気付くことができた自分自身にも、深く感謝したいと思います。
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