戦後75年をプラスマイナスに当てはめてみると…
私の母が子どもの頃には、網で焼いたピーマンがおやつだったって、よく言っていました。(母72歳)【←マイナス】
私が子供の頃には、ケーキ屋さんの素朴な味のケーキを食べるのが最高に贅沢なおやつでした。(私45歳)【←±0】
進みに進みきってしまった今現代は、飽食の時代。食べることに不自由がない。そして、たくさんの食べ物を捨てている現状です。【←プラス】
この感じわかりますか?
食べることに限らず、全てにおいて、プラスを求めすぎて満たされすぎちゃった今現代の暮らし方を、少し前の私が子どもの頃くらいの暮らし方に、「±0の位置」に戻してみたら、ちょうど良いのではないでしょうか。
コロナ禍の今年1年を振り返り、そんな風に感じるようになりました。
東北大震災の時にも感じた感覚ですが、「この出来事が何を意味するのか」をちゃんと考えたいですし、見て見ぬ振りや楽な方へ逃げることは、自分が人として生まれてきた意味を放棄しているのと等しいとさえ思います。
「なんと言う一年だったんだろう」って嘆くだけなのは、表面上の会話だよね、まさか本気で言ってないよね。他人事じゃない、自分に問われているんだよ、自分でちゃんと答えを出そう。
取捨選択。
本当に大事なことは、なんなのか。
本当に大事なことを選ぼう。
この1年を経験した私は、そう思っています。
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