top of page

ゴールのあとには

コロナウィルスがなかなか終息しない今、翻弄されるのはどの世代でも大変なことです。

中でも、青春時代である若者や、本来ならば様々な経験ができるはずの子どもたちは、この制限だらけの生活によく耐えていると思いますし、大人の私から見たら、切ない気持ちにもなります。

いろんな想像をしていて、いたたまれなくなる中、私は、あの東北大震災で被災された方々、あの時に子どもだった方々、若者だった方々は、どんなだったんだろうって、あらためて思い、当時の記憶が重なりました。

震災当初の諦めざる得ないあらゆる状況や、本心を語ることが出来ない環境。当たり前のような日常が一瞬にしてなくなってしまった現実。計り知れない深い心の傷。時間が経っても消えない記憶。

癒えない心。

子どもたち、若者たちは、どんな風に乗り越えていったのだろう。

大人の顔色を伺い、まわりの空気を読んで、いっぱい我慢したんだろうな…

こうやって、自分の当たり前の日常が一変しないと、誰かの我慢に気づくことができないのは、悲しいことです。

相手と距離をとること、話をしないこと、目だけを見て表情を読み取ること。今の私たちが経験するこれらの制限により、自分自身と向き合い、自分を大事にし始め、そこから、相手の気持ちを想像して思いやることに繋がっていく、そんな風になっていったらいいなぁと

心から思います。

離れて暮らす家族や、すぐ横に住むお隣さんや、すれ違う見知らぬ方、あらゆる方々のことがわかる自分になれたら

とってもいいなぁと…



最新記事

すべて表示

すべてが好き

強い風が たくさんの雲で さまざまな形を描く 時間とともに 水色から、薄紫へ薄桃色へ 変わりゆく この空があなたの心だとしたら すべてが美しい すべてを肯定したくなる 笑ったっていいし 思い切り楽しめばいい 泣けばいいし 怒ったっていい...

美しい手

昨晩は、夕飯時に「息子の手」と「夫の手」がよく似ていることに気がつき、「面白いね〜、親子だね〜」と団欒のひとときとなりました。 そしたら『手』について書いてみたくなりましたので、書いてみます。 若い頃は「自分の手」がコンプレックスだった私です。なぜなら、女子らしくない大きく...

気づいたこと

『私が変わればすべてが良くなる』と ふと思った そっか、すごく単純、こんなシンプルなことだったのか・・・と 力が抜けた だけど この結論に至るまでの 長い年月と たくさんの経験と さまざまな感情に 何ひとつ無駄はなかった すべてが私に必要だったのだ...

Comments


bottom of page