コロナウィルスがなかなか終息しない今、翻弄されるのはどの世代でも大変なことです。
中でも、青春時代である若者や、本来ならば様々な経験ができるはずの子どもたちは、この制限だらけの生活によく耐えていると思いますし、大人の私から見たら、切ない気持ちにもなります。
いろんな想像をしていて、いたたまれなくなる中、私は、あの東北大震災で被災された方々、あの時に子どもだった方々、若者だった方々は、どんなだったんだろうって、あらためて思い、当時の記憶が重なりました。
震災当初の諦めざる得ないあらゆる状況や、本心を語ることが出来ない環境。当たり前のような日常が一瞬にしてなくなってしまった現実。計り知れない深い心の傷。時間が経っても消えない記憶。
癒えない心。
子どもたち、若者たちは、どんな風に乗り越えていったのだろう。
大人の顔色を伺い、まわりの空気を読んで、いっぱい我慢したんだろうな…
こうやって、自分の当たり前の日常が一変しないと、誰かの我慢に気づくことができないのは、悲しいことです。
相手と距離をとること、話をしないこと、目だけを見て表情を読み取ること。今の私たちが経験するこれらの制限により、自分自身と向き合い、自分を大事にし始め、そこから、相手の気持ちを想像して思いやることに繋がっていく、そんな風になっていったらいいなぁと
心から思います。
離れて暮らす家族や、すぐ横に住むお隣さんや、すれ違う見知らぬ方、あらゆる方々のことがわかる自分になれたら
とってもいいなぁと…
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