私は、つい先日45歳になりました。題名の通り、立派な…と言うか、とっくにおばちゃんの領域ですね(笑)
近頃では、女性が『おばちゃん』と呼ばれることがめったに無い時代となりましたよね。『おばちゃん』と言う呼び名は、ダサいイメージを表す時にも使うことがあるからですかね。
なんとなく、そう呼ぶことが相手に失礼だったりする風潮がすっかり根付いたように思います。
女性を年齢で見なくなったという意味では良い時代になったと言えるかもしれませんね。
けれど、私が子どもの頃には、親戚のおばちゃんや、近所のおばちゃん、お友達のお母さんのこともおばちゃんと呼んでいましたし、時には初対面の女性にすら躊躇なく、おばちゃんと呼んでいました。
私は、そんなひと昔前の時代も良い時代だったなぁと感じてしまうのです。なんですかね、温かさを感じるというか…。
私が子どもだった時代には、なんかあったら助けてくれるおばちゃんたちが周りにいっぱい居るという安心感みたいなものがありました。
子どもを連帯的に守ってくれる大人の女性たちの存在があり、それがとても心地よかったような気がします。
自分の母親以外の女性にも母性を感じていたのでしょうね。
今の時代は、お母さんに見えない綺麗な女性とか、見た目が若いとか、おしゃれとか、見た目重視な世間の評価がありますよね。
綺麗なお母さんや若く見えるおばちゃんが増えているって、とっても素敵です。とっても良いことです。女性が綺麗でいることは大事なことです。
けれど、それに伴い精神的には幼い大人の女性が多くなっているようにも感じてしまいます。
子どもたちから、『おばちゃん』と呼ばれなくなった私たちは、大人としての責任、社会の一員であることを意識しにくくなっているように思えるのです。
『おねえさん』とか『〜ちゃん』とか呼ばれていると、年齢では立派な大人なのに、いつまでも守られるべき子ども側に居るような…気がしてしまうのです。
だから私は、あえて子どもたちから『おばちゃん』と呼ばれたいのです。
この人は、『困っていたら必ず助けてくれるお母さんみたいな人』と、子どもたちに感じてもらえるような女性になりたいから。
Comentarios